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出版物貸与権管理センターはどうなっているのだろうか
朝日新聞に貸与権の記事が掲載された。
貸本店「違法」状態に 作者側との使用量の交渉難航 対象は全国200店程度
朝日新聞. 2004年12月8日(水)29面(文化総合)

貸与権管理センターと日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合(CDVJ)の交渉決裂についての記事です。
双方の主張を紹介しているが、その後に以下の記述があった。
 (引用者補足:出版物貸与権管理)センターが作家一人一人から貸与権の委託を集める作業もこれからで、システムが本格的に動くまでには「何カ月かかるかわからない」(今井さん(引用者補足:貸与権管理センター今井鈴人運営委員))という。

2005年の1月1日から著作権法改正が施行されるにもかかわらず、貸与権の許諾システムの稼働のめどが立っていないという自体には、あきれてしまう。
国会審議において貸与権の許諾システムをどう構築するかと言うことが問われていたが、権利者側・文化庁・文部科学省はこの自体をどう考えるのだろうか。
国会審議における発言を国立国会図書館の国会会議録検索システムで検索してみたので、該当する箇所をピックアップしてみる。

第159回通常国会参議院文部科学委員会(2004年4月15日)での弘兼憲史参考人(漫画家、貸与権連絡協議会幹事代理、21世紀のコミック作家の著作権を考える会理事)の発言。
 貸与権獲得後に円滑に権利行使ができるように、今年三月一日に出版物管理センター準備会なるものを立ち上げました。準備会には、レンタル業者さんとの交渉に当たったり、契約内容、物流など、調査研究する四つの部会を設けました。改正著作権法が施行される予定の平成十七年一月までに、レンタルコミック店との間で契約、それから商品の物流、許諾料の作家への分配をスムーズに行う体制を整えるために現在着々と準備を進めております。

 現在、着々ともう出版物管理センターというものを作り上げる方向に向かっておりまして、一月、来年の一月までにはある程度形を整えていきたいというふうに考えております。
 これは、著作権者がこの出版物管理センターに、貸与権管理センターに実はどれぐらい入ってくれるかは、大体予期しておるところではやっぱり八割、九割ぐらいは入っていただけると思いますけれども、これに入らない方は違法にレンタルされたときにでもその権利を行使できないという形なので、そういうマイナス面から考えれば、これに入らないというふうに意思表示をされる方は大変少ないと思います。したがいまして、ほとんどの方がここに入っていただくと。

第159回通常国会衆議院文部科学委員会(2004年6月1日)での弘兼憲史参考人(漫画家)の発言。
 貸与権獲得後に円滑に権利行使ができるように、ことし三月一日に出版物貸与権管理センター準備会を立ち上げました。ここで行われることは、改正著作権法施行後のレンタルコミック店との間での契約、商品の物流、許諾料の作家への分配など、全体のシステムをスムーズに運営する体制を整えるために、現在着々と準備を進めております。

第159回通常国会参議院文部科学委員会(2004年4月20日)での素川富司参考人(文化庁次長)の発言。
 具体的には、少し具体的に申し上げますと、四千八百名の漫画家、作家、これは、漫画家につきましては大体七割程度、小説家、作家につきましては九割程度をカバーしているというふうに聞いているわけでございますけれども、この人たちが現在立ち上げを予定をしております出版物貸与権管理センター、これは仮称でございますけれども、ここに権利を預けるという予定であると聞いておりまして、三月一日にはその準備会が設置され、団体設立に向けた準備を行っているわけでございます。
 この四千八百名という数字、かなりなシェアだとは思いますけれども、やはり先ほど申し上げました権利者の了解を容易に得るというためには、より多くの権利者の方がその集中管理体制に加わっていただくということが必要であろうかと思っておりまして、私どもも、この集中管理体制の整備が適切な形で、よりいい形で進められるように関係団体と協議、御支援を申し上げてまいりたいと思います。

 この集中管理体制というものが十分機能するかどうかというものは、その貸与権ができた後にコミック、小説等の貸与が円滑に行われるかどうかということにかかわってくるわけでございますので、この集中管理体制の整備というのが非常に重要な意味を持ってくるわけでございます。先生御指摘のように、出版物貸与権管理センターというものを立ち上げるべく、三月一日にその準備会が設置されたということで、その準備が行われているところでございます。現在、四千八百人の漫画家、作家がこのセンターに権利を預ける予定と聞いております。
 この四千八百名と申しますのは、コミック作家につきましては約七割を占めている、また文芸作品の作家については九割を占めると言われておるわけでございますが、かなりな人数であるということではございますが、今後、より多くの漫画家、作家の方々がこのような権利を預けるということによってより円滑な貸与業務が行われますように、文部科学省といたしましても必要に応じその協議を支援してまいりたいと思っております。

第159回通常国会衆議院文部科学委員会(2004年5月28日)での素川富司参考人(文化庁次長)の発言
 具体的に申し上げますと、著作者団体などは、貸与権を集中管理する団体といたしまして、仮称でございますけれども、出版物貸与権管理センターというものを設立いたしまして、その団体へコミック作家、文芸作家など約四千八百名が権利行使の委託をする予定と聞いております。
 現在、管理業務の方法などにつきまして、これは使用料でございますとか一定の禁止期間の長さ、こういうようなことにつきまして、貸し本業者の代表であります日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合とも協議しながら、内容の詳細について検討しているというところであると承知しております。
 文部科学省におきましても、この適切な集中管理体制の整備に向けまして、関係者の協議が円滑に調いますように、必要に応じまして指導助言をしてまいりたいと考えておるところでございます。

第159回通常国会衆議院文部科学委員会(2004年6月2日)での稲葉大和参考人(文部科学副大臣)の発言。
 まさしく、先生御指摘のように、この法改正の後も、貸し本業者が権利の許諾を容易にできるようにシステムづくりをしていかなければならないところでありまして、今、素川次長が答弁しましたように、貸与権連絡協議会、つまり、コミック作家あるいは文芸作家などの著作権団体及び出版社の団体で構成する組織でありますが、この貸与権連絡協議会が、法改正後も引き続き、貸し本業者がコミックあるいは小説等の貸与が行われるように、権利の許諾を容易にできるようなシステムづくり、集中管理体制を整備することによって対応するようにしております。
 具体的には、これはまだ仮称でありますけれども、出版物貸与権管理センター、こちらは貸与権を集中管理する団体として設立されるものでありますが、その団体へは、先ほど申し上げましたコミック作家あるいは文芸作家など、およそ四千八百名の方々が権利行使の委託をする予定となっておりますし、その準備会が去る三月一日に設立されて、団体の設立に向けた準備をただいま行っている最中であります。また、管理業務の方法につきましては、貸し本業者の代表であります日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合と協議を重ねつつ、内容の詳細について検討を重ねているところであります。
 我が文部科学省としましても、この集中管理体制の整備に向けて関係者の協議がスムーズに行われますように、その時期時期に応じて必要な指導とそれから助言をしてまいりたい、このように考えております。

第159回通常国会衆議院文部科学委員会(2004年5月28日)での河村建夫文部科学大臣の発言。
 具体的には、著作者団体などは、貸与権を集中管理する団体として、これは仮称でございますが、出版物貸与権管理センター、これを設立して、その団体へ、コミック作家、文芸作家など約四千八百名おられる方々が権利行使の委託をする予定だと聞いております。
 現在、管理業務の方法等については、貸し本業者の代表でございます日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合とも協議をしながら内容の詳細について検討しておるところだ、こういう状況にあるわけでございます。
 御指摘いただきましたように、許諾等の適正なルールづくり、これは非常に私も重要な点であると思っております。関係いたします文化庁、文部科学省といたしましても、関係者間の協議が円滑に進みますように、必要に応じて積極的に指導助言、これは当然していかなきゃならぬ、こういうふうに考えております。

1月1日までに何とかする、4800人の権利者が委託する予定、等と国会において発言しているが、その責任をこれらの人はどう考えているのだろうか。また、1月1日に間に合わなかった場合、どのように責任を取るのだろうか。
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